■絶滅危惧種であるコアラと、東山のユーカリの森を守るためのプロジェクト
名古屋市が管理運営する東山動植物園では、現在9頭のコアラを飼育しています。コアラの主食であるユーカリは東山で名古屋市が栽培していますが、コアラは新芽を好み、さらに個体ごとに嗜好が異なるため、栽培したユーカリの多くが餌として活用されず、チップ化など別の方法で処理されていました。
この課題を解決するため、一般社団法人アップサイクルと東山動植物園は、コアラが食べ残したユーカリの枝を紙糸の原料として一部活用し、アップサイクルTシャツを制作しました。
このTシャツは、名古屋市が開始するふるさと納税型クラウドファンディングの返礼品として提供されます。寄付金は、東山動植物園の飼育環境整備やユーカリの森の保護育成に活用されます。
本プロジェクトを通じて、絶滅危惧種であるコアラの現状や飼育の難しさを知っていただき、皆さまと一緒に東山のユーカリの森を育んでいくことを目指します。
[提供:東山動植物園]
<デザインとコンセプト>
9頭ものコアラがいる東山動植物園ならではの魅力を伝える「ユーカリTシャツ」を制作しました。
1頭1頭それぞれの個性や魅力を伝えるため、シンプルで大人も着やすいグラフィカルなコアラの似顔絵デザインを採用しています。
クリエイティブディレクター:戸谷 吉希
デザイナー:桜井 成美