アップサイクル×会津型

アップサイクル×会津型
■「創作」と「工芸」がひそむ芸術の街・喜多方市の伝統工芸会津型を次世代に繋げていくためのコラボレーション

「会津型」とは、江戸時代末期から昭和初期にかけて福島県・喜多方で製造され東北一円に広がっていた「染型紙」です。型紙を使って染色し、布地に模様をつけることを「型染め」と言い、喜多方は伊勢白子、京都、江戸と並ぶ染型紙の生産地でした。当地で生産した和紙・柿渋・水で作った渋紙に彫刻刀で紋様を掘り、藍染等によって繊細な模様をつけられることが特徴で、当時は着物や浴衣といった庶民のファッションとして広く親しまれていました。

洋服の普及や印刷技術の発展により、昭和10年頃には一度途絶えましたが、そのデザイン性の高さや型彫師の細微な技術が評価され、現在は福島県と喜多方市の有形民俗文化財にも指定されています。